gloopsのこれまで
gloopsの歴史をまとめておきましょう。
梶原吉広さんが創業したgloopsは、ソーシャルゲームの開発・運営などを行い、企業規模を拡大してきました。
しかし2005年の設立当初は、「グローバルメディアソリューション」という広告代理店でした。SNSの流行に乗る形でインターネット事業に参入し、2008年に携帯電話向けSNSとして「REAL」というサイト運営をスタート。しかし当時はユーザーが全然集まらなかったそうです。そこでただのSNSではない付加価値として、翌年「渋谷クエスト」をリリース。これがgloopsにとって初のソーシャルゲーム開発となったそうで(当時はまだ「ソーシャルゲーム」という呼び方が一般的でなかったため、gloopsでは「本格ゲーム」と名乗っていたそうですが)。
「渋谷クエスト」のリリースである程度の手ごたえを感じていた頃、当時会員数1000万人を突破していたモバゲータウンがゲームAPIのオープン化を実施。外部の開発者がモバゲー内でゲームを公開できるようになりました。
これを「大きな波」としてとらえたgloopsは、「渋谷クエスト」をブラッシュアップしてモバゲーのオープン直後にリリース。プレイヤー数は数日で30万人越え、サーバー落ちは3日間で30~40回と、予想以上に大きな反響となったそうです。
モバゲー版「渋谷クエスト」の大ヒットを機に、海外に借りていたサーバーを国内に全て移し、サーバーの増強などを実施。広告代理業をやめ、ソーシャルゲームに完全に移行することにしたのだそうです。
その後もgloopsがリリースしたソーシャルゲームはプレイヤー数100万人以上獲得を連発。一時期ではモバゲーの人気ゲームランキングTOP20に、4つのゲームが同時ランクインするほどの人気ぶりだったそうです。
そして世界進出を視野に、2011年に社名を「グローバルメディアソリューション」から「gloops」へと変更。オフィスも移転、モバゲー版「渋谷クエスト」のリリース当時10人だった社員も150人ほどに増えるなど、躍進していったようです。