ソーシャルゲーム黎明期を支えた人物とは
梶原吉広という人物をご存知でしょうか?ソーシャルゲーム業界では有名な人物で、グラビアアイドルの山本梓さんと結婚したことでも注目を集めた実業家です。
梶原吉広さんが創立したgloopsは、元は広告代理店として誕生したそうですが、ソーシャルゲーム業界へと参入し多くのヒット作を生み出しました。mixiやモバゲータウンなどのSNSが流行り、ウェブ上で楽しむことが出来る「ソーシャルゲーム」が発展した時期でもありました。
gloopsはモバゲータウンに参入し、「渋谷クエスト」というゲームをリリース。この「渋谷クエスト」はもともとgloopsが運営していたSNS上で配信していたソーシャルゲームだそうですが、それをモバゲータウンにリリースするに向けて変更が必要だったといいます。
その大きなきっかけとなったのが当時大流行していたソーシャルゲーム「怪盗ロワイヤル」。このゲームを遊び、それまで「コミュニケーションツールとしてのコンテンツでありながらゲーム要素を持たせる」ということを意識していたゲームづくりにおいて、「短時間で成果が得られることと、他者との繋がりが重要」と考えるようになったといいます。
「怪盗ロワイヤル」のゲーム性を参考にしたgloopsのモバゲータウン版「渋谷クエスト」は、「予想以上」と驚くほどのヒットぶり。プレイヤー数は50万人をあっという間に突破し、いわゆる「サーバー落ち」が頻発する事態に…。サービス開始から2時間ほどでサーバー落ちになったというから驚きです。当時10人程のスタッフが交代で管理しながら、落ちるたびに手動でアップしていたのだそうです。
そこからgloopsはそれまでの広告代理業をやめ、ソーシャルゲーム事業に一本化。「渋谷クエスト」リリース直後は10人程度だったスタッフも、一年半ほどの間に約150人となるなど、ゲーム会社として急速に成長していったそうです。
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